DHAサプリ おすすめランキング

刺身や寿司など、魚を生で食べるのは日本独特の食習慣です。昔から日本人にとって魚は欠かせない食品でした。ところが、この20年あまりの間に日本人の食生活は一変し、動物性タンパク質の総摂取量に占める魚介類の割合は20%近くも減少したという水産庁の報告もあります。魚の摂取量と生活習慣病の死亡率を表すデータ(表1)からも明らかなように、魚を毎日食べる人に比べて、食べない人の死亡率が高くなっています。

 

魚食と生活習慣病による死亡率の関係は、魚に含まれているDHA、EPAが大きく関わっていると考えられています。DHAとEPAはよく似た性質をもつ成分ですが、分子構造がやや異なります。どちらも血液の流れをよくし、動脈硬化などの生活習慣病を予防することがわかっていますが、一番の違いはDHAが血液脳関門、血液網膜関門を通って直接脳と目に入っていける数少ない物質であるということです。EPAはこの関門を通過することは困難で、脳内にはほとんど存在しません。それだけDHAは脳にとって不可欠な存在なのです。もちろん、体内で合成できない物質なので、積極的に摂取しなければ少なくなっていきます。厚生労働省による摂取基準では、DHA+EPAを1,000mg / 日以上摂ることが望ましいとされています。ドロドロ血といわれる状態は、赤血球などの血液中の成分に柔軟性がなくなり、血流が悪くなる状態のことです。血液粘度が高まると心臓は全身に血液が回るように必死になって圧力を高めます。これが高血圧発症のメカニズムのひとつです。そしてドロドロ血の状態が長期間続くと、全身の細胞に栄養分や酸素がいきわたらず、さまざまな病気を引き起こす原因になります。

 

さらに、DHAは中性脂肪を低下させる働きもあります。わたしたちが食べたものは体内で分解されエネルギーとして利用されますが、カロリーの消費が少ないとエネルギーは肝臓で中性脂肪に合成され、体内に蓄えられます。DHAは、肝臓で中性脂肪が作られるのを抑え、さらに肝臓から血液へ中性脂肪が分泌されるのを抑えるため、血液中の中性脂肪を低下させます。ネズミを使った実験ではDHAの投与によって血清中の中性脂肪がかなりの低下率を示すことが確認できました。
特に血液成分中で最も大きい赤血球の柔軟性が失われると血圧はどんどん上昇していきます。DHAには赤血球などの血液中の成分をやわらかくする働きがあり、血液をサラサラにしてくれます。一方、EPAには血小板が血管内で固まるのを防ぐ作用が備わっています。DHA、EPAをあわせてとると、血流の改善により高い効果が期待できます。
このように、DHAは血液をサラサラにし、コレステロールや中性脂肪による高脂血症を防ぎ血管の柔軟性を保ってくれるので、ダブルの効果で血流をよくしてくれるのです。
つまり、魚を食べなくなったことが生活習慣病の増加につながり、さらには日本人の寿命を縮める危険性をはらんでいることが推測できます。